地域によって異なる血統
競走馬の血統は、地域によって大きく変わります。日本は偉大な大種牡馬サンデーサイレンスやブライアンズタイムなどの影響により、ヘイルトゥリーズン系が圧倒的に多いです。
しかし、海外競馬ではヘイルトゥリーズン系はそれほど大きな勢力ではなく、日本ほど栄えていません。日本と同じ芝のレースが多いヨーロッパでは、ノーザンダンサー系です。
特にガリレオやモンジューが属するサドラーズウェルズ系の産駒は近年目立った活躍を見せていて、今後もますますノーザンダンサー系は広がって行くことが予想されます。
海外競馬でも珍しいダートがメインのアメリカも、日本やヨーロッパとは違う血統が栄えています。現在のアメリカでは、ミスタープロスペクター系やエーピーインディー系が活躍馬を多数輩出していて、ヨーロッパと同じノーザンダンサー系でもストームバードの系統が活躍しています。
このように海外競馬のレース形態や馬場などの影響により、競走馬の血統は変わってきます。